Vol.010
2004.04.28 Up

 ☆・。。・ひとつ・・【1】の大切さ・。。・☆

 ちょっと元気をいただきに病院に行って点滴をしてきました。
ベットに横になって静かに点滴を受けているとついついうとうとしてしまいました。
ふと気がついて点滴液を見ると半分ぐらいに減っていました。
あと半分で終わる・・と思っていたら看護師さんが次の点滴の薬をまた持ってこられて「これが終わったら呼んでください」と言われて部屋を出て行かれました。やっと終わると思ったのに・・・

それからがまた退屈でした。部屋の窓から見えるのは空だけです。
いいえ、空だけ・・ではなく、流れいく雲も見えました。スーと流れていく雲、ほわほわと浮きながら流れていく雲、むくむくと湧きあがる雲・・・
同じ雲でもこんなに違うのか・・と思いました。
こんなにじ〜っと雲を眺めるなんて今までにあっただろうか・・しばしいただいた休養のひと時でした。

ぽつん・ポツン・ぽつん・と、落ちる点滴を見ていると全然減っていく気配がありません。それでも10分が過ぎ、20分が過ぎ、30分が過ぎていくと確実に点滴液は減っていっています。
点滴は一挙に体内に流し込むことは出来ません。一滴、一滴を体の中に流し込んでいきます。最初は満タンだった点滴液も一滴、一滴の流れで終わっていくのです。

今日は「点滴」と言うことを例に出して話しましたが、人生、何事においても【1】からのスタートです。最初から大きなことをしようと思っても出来るものではありません。

二宮金次郎・・二宮尊徳翁の言葉の中に「積小偉大」と言う言葉がありますが「小さいことの積み重ねが大きなことにつながっていく」と言う意味です。
ひとつ、ひとつの積み重ねが大きなものへとつながっていくのです。
幼稚園においてもひとり・一人・ひとりの子どもたちをしっかりと看る(みる)ことが出来てはじめて全体が見えるのです。

看る・・とは「手の目」と書いてあります。
手・・子どもたち「ひとり、ひとり」と触れあうだけでその日の子どもの様子がわかる。を感じとることができる。手を握っただけで子どもたちのがわかる。目で見ただけで子どもたちのがわかる。
これは毎日、毎日子どもたちと触れ合う中から身についていくものです。一度に身につくものではありません。毎日、毎日の積み重ね・・・
子どもたち、ひとり・一人・ひとりを大切に、【】を大切にしてこれからも歩いていきたいものである。