Vol.002
2003.11.11 Up

〜〜お待たせしました。園長コラムの第二段です〜〜

皆さん「人生」って何ですか?って聞かれたらどのように答えられますか?
人生・・・難しいですよね。

人生とは・・・
その人が生きていくうえで経験するさまざまな出来事、困難なこと、辛いこと、悲しいこと、苦しいこと、嬉しいこと、楽しいこと、やったー!と言うやり遂げた満足感、達成感、充実感、、人との出会いや別れなどを経験しながら「人として人間性豊かに育てられ、また自ら育っていくその長い道のりのこと」を言うそうです。

このページを見てくださってる皆さん、あなたの人生はどうでしょうか。
どう生きていけば「人間性豊か」に自分の人生・・長い道のりを生きていくことが出来るのでしょうか。これを機会に考えてみませんか。

長い道のり・・と言いますが、今から長い道のりを歩いていく子供たち。
この子供たちが「人間性豊か」に育っていくには色々なことを経験(体験)させていくことが大切です。
泣くこと・笑うこと・怒ること・叱られること・我慢すること・ルールを守ること・喧嘩も・お漏らしも・怪我も・・・み〜んな経験です。

経験するからこそ、辛いこと、嬉しいこと、楽しいこと、悔しいこと、頑張ることが分かるのです。そして成長していくのです。

失敗すれば次は失敗しないように考えます。成功すればより以上のものに挑戦していきます。
子供は褒めて、認めて、励まして、ありのままの自分を受け止めてあげると、どんどん伸びていきます。

でもこれは子供たちだけではありません。私たち大人にもいえます。
私たちも色々なことを経験してきたからこそ、今日があります。
例えば料理のレシピをいくらたくさん知っていても、実際に料理をしてみないと、美味しいのか、まずいのかわかりません。
食べてみてはじめて、塩加減や砂糖・醤油・加減がわかってくるのです。
てんぷらの油でやけどをした・・・熱い!熱さを知ったから次から気をつけていくのです。

何でも経験するからそれらのものが身についていくのです。経験してこそはじめて自分のものになっていくのです。
車の運転も同じです。頭の中ではわかっていても、実際にハンドルを握って運転してみないとわかりません。
子供たちにも何でも経験させることが大切です。子供たちはどんどん成長していってます。その成長(年齢)に見合った「経験」をさせてあげることです。
幼稚園の子供たちの年齢を「ギャングエイジ」といいます。「戦いごっこ」を好む年齢です。

今「戦いごっこ」を経験させておきましょう。その中で、していいこと、悪いことを学んでいくのです。戦いごっこをするからこそ、していいこと、悪いことが身についていくのです。これが経験です。

親という字は・・木の上に立って見る・・と、書きます。親は子供を見守って子供が困った時に、そーと手を差し伸べて、笑顔で背中をポンとおしてあげればいいのです。

またこの年齢を「模倣期」とも言います。子供たちは何でも人の真似をします。テレビ画面の中のヒーローにもなりきることが出来ます。
人の真似・・友達や、テレビ、お父さん、お母さん、自分の周りにあるものの真似をしていきます。子供にしたら犬はおしゃべりをするのです。猫も猿もぬいぐるみもみ〜んなおしゃべりをするのです。この模倣期に「想像性」が身についていくのです。将来の夢や希望が膨らんでいくのです。

昔から「子は親の鏡」とはよく言ったものです。子供は身近で接するお父さん、お母さんの真似(影響)をしながら成長していきます。
私たち大人はうかうか出来ませんね。

子供たちに何事にも挑戦させてあげましょう。経験(体験)をさせてあげましょう。
経験そのものが、人生・・・人間性豊かに育っていくために欠かせないものです。
長い道のりは大人になってから急に作られるものではありません。生まれた時から、いいえ、お母さんのお腹に宿った時から作られているのです。

人生とは・・・
その人が生きていくうえで経験するさまざまな出来事、困難なこと、辛いこと、苦しいこと、悲しいこと、嬉しいこと、やったー!という満足感、達成感、充実感、人との出会いや別れなどを経験しながら「人として人間性豊かに育てられ、また、自ら育っていくその長い道のりのこと」を言うそうです。

今回はちょっと長いコラムになりましたが、皆さんの参考になれば嬉しいです。最後まで見ていただいて「有難うございました」

人間性豊かに自らが育っていけるように最初の第一歩を歩き出してみましょう。